2020.11.04 [イベントレポート]
「King Gnu」MV手掛けた内山拓也監督の青春映画『佐々木、イン、マイマイン』お披露目
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3年越しの企画が東京国際映画祭でお披露目

藤原季節が主演の映画『佐々木、イン、マイマイン』が11月3日、第33回東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」部門で上映された。上映前の舞台挨拶には、内山拓也監督、藤原、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作が登壇した。

King Gnuや平井堅、Uruらのミュージックビデオなどで知られる内山監督がメガホンをとった今作は、細川の高校時代の同級生・佐々木とのエピソード基にしている。俳優志望の悠二と高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木、そして仲間たちとの過去と現在を通して、青春時代特有のきらめきと戻らない日々への哀愁を描く物語。

構想から約3年をかけて作られた今作について、内山監督は「何度も細川とぶつかった壮絶な3年間だった。だが、苦しくても最後までやり通し、自分自身に問いかけ続けた先にできた作品だと思う」と完成までの日々を振り返った。「佐々木」を演じた細川は「ずっと自分がやりたかった作品が、まさか東京国際映画祭で上映されるとは夢にも思わなかった。今作を作っていた頃の自分に「頑張れ、そのままいけ!」と声をかけてあげたい気持ちだ」と感慨深げに話した。

「TOKYOプレミア2020」はインターナショナルコンペティション、アジアの未来、日本映画スプラッシュの3部門が統合された部門。全国公開に先駆けての上映に、藤原は「ついに作品が光を浴びるときが来た。現在のコロナ禍の状況の中、みんなで一緒に見られることが奇跡のよう。上映後に拍手を頂けるなら自分自身にも拍手を送ってほしい。僕もお客さんと、僕自身に拍手を送りたい」と熱く語った。

第33回東京国際映画祭は、11月9日まで開催。
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