2020.10.22 [更新/お知らせ]
今年ならではのオンライン企画決定!

来週末に迫った2020年の東京国際映画祭ですが、今年ならではの新たな試みとして、オンラインを利用したトーク企画を複数用意しています。映画本編はあくまで映画館でのフィジカルな上映を基本としていますが、招聘が叶わなかった海外ゲストに関しては、Q&Aなどのトークをオンラインで繋ぐ形でお客様に楽しんで頂こうと思っております。具体的には視聴者が参加して質問することができる「視聴者参加型」と、ゲストによる「シンポジウム型」のオンライントークとなりますので、下記にて概要をお知らせします。
 
<「TIFFトークサロン」について>
オンラインイベント
来日が叶わない外国映画の監督たちをオンラインでつなぎ、鑑賞者からの質問を受け付けるトークです。従来は上映後に監督や俳優をお迎えして行っていたQ&Aを、オンライン上で実施していくものです。「TOKYOプレミア2020」「ワールドフォーカス」「ユース(ティーンズ)」部門の作品が中心で、約40作品が対象となります。上映後に会場内のスクリーンと繋いでの実施ではなく、上映とは別の時間を改めて設け、パソコンやスマートフォンでZoomにアクセスした上でご覧いただきます。参加可能者は、当該作品チケット購入者、参加にあたっては、事前にお申込み頂き、チケットの購入番号などの情報を映画祭事務局にて照合した上で、アクセスリンクをお送りする形です。実施時は、ZoomのシステムのQ&A機能を使用して質問を送ることが可能です。また、鑑賞のみ(質問をしない)の場合は、同時刻に配信される映画祭公式YouTubeチャンネルでもご覧頂けます。その場合の事前申込は不要です。TIFFトークサロン実施作品、参加ゲスト、実施スケジュール、及び申込方法詳細については、コチラをご確認下さい。
 
<「アジア交流ラウンジ」について>
オンラインイベント
国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭の共催事業により、アジア各国・地域を代表する映画監督と、第一線で活躍する日本の映画人とのトークを11/1~11/8で毎日発信します。今回の新たな取り組みは、世界的に活躍する是枝裕和監督が発案し、検討会議メンバーとともに企画しました。当初は、各国の映画人が自由に交流できるリアルなラウンジを構想していましたが、今年はオンライン形式となり、豪華ゲストが様々なテーマでトークを展開します。国を越えた人の移動が制限され、映画の製作、上映、そして映画人同士の交流や協働のあり方が従来と全く異なる状況にあるなか、アジアの映画人たちは今、何を思うのか、何処を目指すのかを語り合います。またライブ配信の特性を活かし、ZoomのシステムのQ&A機能を使用して世界中からの質問も受け付けます。視聴参加には、「アジア交流ラウンジ」各プログラムのページからご登録下さい。アクセスリンクをお送りします。各プログラムに関する情報、スケジュールなどの詳細については、コチラをご確認下さい。
 
<「マスタークラス」について>
オンラインイベント
ジャパニーズ・アニメーション部門ではプログラミング・アドバイザーの藤津亮太がモデレーターを務めながら3つのテーマでシンポジウムを行います。
「2020年、アニメが描く風景」では、イシグロキョウヘイ(『サイダーのように言葉が湧き上がる』監督)、タムラコータロー(『ジョゼと虎と魚たち』監督)、村野佑太(『ぼくらの7日間戦争』監督)、佐藤順一(『魔女見習いをさがして』監督)をゲストに迎え、昨年から今年にかけて公開されたアニメーション映画の背景美術に注目し、各作品の取り組みに迫ります。
特撮「スーパー戦隊シリーズの歩み」では、ゲストに誠直也(『秘密戦隊ゴレンジャー』海城剛役)、荒川稔久(脚本家)渡辺勝也(監督)、坂本浩一(監督)、白倉伸一郎(東映株式会社取締役)迎え、スーパー戦隊シリーズはどのようにその魅力を保ち続けてきたのか。シリーズの歩みを振り返りながら、関係者が語り合います。
「ジャパニーズ・アニメーションの立脚点 キャラクターと映画」では、日本のアニメにとって「キャラクター」はどんな意味を持つのか。またアニメはどのようにして「映画」を志向してきたのか。アニメを媒介にしつつ、キャラクターと映画の関係について考察することで、日本のアニメーションの立脚点を探ります。
アニメのシンポジウムはYouTubeで配信するのみのものと、会場に観客を入れてのリアルの参加及びYouTubeで配信の、二通りの方法があります。リアルの参加は事前予約が必要となります。YouTubeでの参加は、どなたでもご参加いただけます。申込方法詳細については、後日お知らせします。

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