公益財団法人ユニジャパンよりご報告
今回の新型コロナウイルスに感染し亡くなられた方のお悔やみを申し上げると共に、現在コロナウイルスと戦われている方々の一日も早い恢復をお祈りいたします。また、感染者の命を救うために過酷な環境下で尽力頂いている医療従事者の皆様に多大なる感謝を申し上げます。
現在世界で猛威をふるっている新型コロナウイルスは、全世界の映画業界にも多大な影響を及ぼしております。各国の映画人がそれぞれ自国で奮闘している中、国境を越えた映画人同士の交流、支援の輪が広がっております。
この度中国の天画画天(北京)影業有限公司、及び東方天明(北京)電影有限公司より、公益財団法人ユニジャパン(東京国際映画祭事務局)、及び日本映画大学にマスクの支援物資の提供を行いたいとの連絡がありました。
これまで天画画天(北京)影業有限公司が制作した作品は以下の通り東京国際映画祭にて上映されております。
・ヤン・ジン監督『ホメられないかも』(第25回/アジアの風―中東パノラマ部門)
・リー・ルイジン監督『遥かなる家』(第27回/コンペティション部門)
・ハオ・ジエ監督『ぼくの桃色の夢』(第28回/コンペティション部門)
また昨年3月ユニジャパン・文化庁・上海国際映画祭が共同主催で開催した中国映画祭「電影2019」においてヤン・ジン監督『駐在巡査 宝音(ボヤン)』が上映されるなど、同社とユニジャパン(東京国際映画祭)は交流を続けておりました。
今回、両公司(会社)からの支援提供の申し出に対し、日本でマスクが不足している現状を鑑み、ご厚意に甘え、マスクを頂く事と致しました。届きましたマスクの中に、医療用として使用されているKN95マスクが含まれておりましたので、医療現場で活用いただくべく、そのまま東京大学医学部付属病院に送る事としました。映画を通した日本と中国の文化交流がこのような支援に繋がり、改めて、天画画天(北京)影業有限公司、及び東方天明(北京)電影有限公司様には感謝申し上げます。
天画画天(北京)影業有限公司、及び東方天明(北京)電影有限公司からのメッセージ
「雲空の反対側には常に必ず晴れ空がある」―――ユニジャパンがこれまで常に中国の映画人を支援していることに感謝をしております。今回の新型コロナウイルスの状況を共に無事に乗り越えられることを祈っております。」
公益財団法人ユニジャパン